最近、「墓じまい」という言葉を耳にする機会が増えていませんか?
特に最近では、少子高齢化や核家族化により、「自分たちの代でお墓を整理したい」と考える人が増えています。
50代以降は、子育てが一段落し、親の介護や自身の将来に向き合う時期。まさに「次の人生を考える」タイミングに、墓じまいという選択肢が現実味を帯びてくるのです。
しかし、いざ行動に移そうとすると、何から手をつければいいのか、誰に相談すれば良いのか、不安や疑問が次々と湧いてきます。
この記事では、「女性が自分らしく生きるため」に役立つ情報を発信する、私たち「terrace」が墓じまいのことを分かりやすく解説!
墓じまいの流れや費用、宮城での相談先、また、実際に墓じまいをした方のインタビューも掲載しますので、ぜひ参考にしてください!
墓じまいとは?

墓じまいとは、今あるお墓を撤去して、お骨を別の場所へ移すこと(=改葬)を指します。
「お墓を継ぐ人がいない」「子どもに負担をかけたくない」と考える人が増え、墓じまいを選ぶ家庭が多くなっています。
これだけは知っておきたい!
墓じまいの基本的な6つのステップ
墓じまいの主な流れは以下のとおりです。

1. 家族との話し合い
墓じまいは自分一人で決められることではありません。
親世代や兄弟姉妹との価値観の違いもあるため、ゆっくりと時間をかけて話すことが必要です。
「息子や娘に迷惑をかけたくない」という思いがあっても、それが家族にどう受け取られるか、感情のすり合わせを大切にしましょう。
2. お寺・墓地管理者への相談
現在お墓があるお寺や霊園に連絡し、墓じまいを考えていることを伝えます。
菩提寺がある場合は、住職と丁寧に話し合いをし、撤去に際しての「閉眼供養(魂抜き)」の依頼も必要です。
トラブルを避けるためにも、誠意をもって対応することが大切です。
3. 改葬先の決定(例:樹木葬、永代供養墓など)
お骨をどこに移すかは、墓じまい後の重要な選択です。
最近では、自然と共に眠れる「樹木葬」や、管理不要の「永代供養墓」など選択肢も多様化しています。
将来の維持費やアクセス、家族構成などを考慮して、自分たちに合った供養先を選びましょう。
4. 改葬許可申請の提出(市区町村)
現在のお墓のある自治体に対して、「改葬許可申請書」を提出します。
申請書には、新しい納骨先の受け入れ証明などが必要になるため、あらかじめ改葬先と調整しておく必要があります。
自治体ごとに書式や提出先が異なる場合もあるため、事前確認は必須です。
5. 墓石撤去の手配(石材店)
墓じまいには、墓石の撤去が伴います。信頼できる石材店に依頼し、日程や費用、作業内容についてしっかり確認しましょう。
撤去費はお墓の大きさや場所によって異なるため、複数社に見積もりを取るのもおすすめです。
撤去後の更地化や整地も含まれるケースが多いです。
6. お骨の移送と納骨
改葬許可が下りたら、お骨を新しい納骨先へ移送・納骨します。
その際、「納骨式」や「開眼供養」を行う場合もあります。
改葬の手続きはこれで完了しますが、気持ちの整理ができたことを感じる方も多く、「やってよかった」と実感されることが多いステップです。
費用はどれくらい?墓じまいにかかる現実的なコスト

墓じまいの費用は、お墓のある場所や規模、改葬先によって変動します。一般的な費用相場は以下の通りです。
・墓石の撤去:10万~30万円
・改葬許可申請や手続き費:1万~2万円
・改葬先の納骨費用(樹木葬など):15万~50万円
また、上記とは別に墓じまいをする場所によっては、管理費も別途必要です。
墓じまいの方法などにより、30万円〜300万円程度が目安と、大きく金額も変わります。
「どんな墓じまいをしたいか」「墓じまいの費用の予算はいくらか」といったことも、事前にしっかり話し合いましょう。
実際に墓じまいをした女性の声|迷いもあったけれど、今は「やってよかった」

最後に、スタッフが実際に墓じまいをした方にインタビューをしました。
墓じまいしようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
Q. 墓じまいを考えたきっかけは?
A. 「息子に負担をかけたくなかった」が一番の理由です。
きっかけは、親が眠るお寺からの「修復費の負担」についての案内でした。
「自分の代までは何とかなるけど…息子に同じ負担をさせたくない」と考えたことが、墓じまいを決断する理由となりました。
Q.お骨は今どこにありますか?
A. 樹木葬を選びました。
お墓は自宅近くにありましたが、最終的には自然に囲まれた樹木葬を選びました。
両親と自身の3人が入れる区画で、年間の管理費は1万円。
自分が亡くなった後は管理費も不要になるそうなので、ホッとしました。
Q. 墓じまいはどのような流れで行いました?
A. お寺→役所→石屋→樹木葬の順で行いました。
お骨は樹木葬にしようと決めたあと、お寺に相談し、お骨の移動について了承を得ることから始まりました。
その後、市役所に改葬許可申請を提出し、石材店に依頼してお墓を撤去。最後に樹木葬へと納骨するという流れでした。
Q. 墓じまいで大変だったことは?
A. 手続きも大変でしたけど、一番は気持ちの整理ですかね。
思い切って進めたものの、なんとなく悪いことをしたような気持ちになったりましたね。
一人になると「父が買ったお墓を壊してしまった…」と罪悪感のようなものが浮かんできたり…精神的な苦痛が一番大変でした。
Q. 墓じまいして良かったことは?反対に寂しく思うことはありますか?
A. 息子への負担がなくなったこと、行事に追われる感覚はなくなりました。
息子に負担をかけてしまうと思い始めたので、無事、墓じまいが出来て肩の荷が下りたように思います。
また、お墓があるときには、お盆やお彼岸、命日など「行事をちゃんとやらなければいけない」と思っていたが、その感覚が薄れたように感じます。
お墓はなくなったけれど、樹木葬なので、近くに行くとお墓まいりと同じような気持ちになりますね。なので、寂しいという気持ちは特には感じていません。
ただし、人によっては向き不向きがあると思います。私はやってよかったけれど、皆が同じように思えるとは限らないので、慎重に進めることをオススメします。
宮城で墓じまいを相談するなら「terrace」にお任せ
墓じまいは、思った以上に多くの手続きや関係者とのやりとりが必要です。
各所とのやりとりに時間・労力もかかるので、初めての方には負担が大きいかもしれません。
私たち「terrace」は、行政書士など士業との連携もあるため、墓じまいに関する複雑な手続きも安心して進めることができます。
また、女性スタッフが同じ目線で話を聞いてくれるため「誰に相談していいかわからない」と不安を感じていた方にもぴったりです。
墓じまいは家族にとって大きな決断となるもの。
事務的な対応だけではなく、共感してくれる相手に相談できるかどうかが、実はとても大きな安心につながります。
「まずは話を気軽に聞いてほしい」という方もぜひ一度お問い合わせください。
話しをするだけでも気が軽くなると思うので、まずはご相談を♩

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